私と小鳥と鈴と

金子みすゞの詩による女声3部合唱(ソプラノ、メゾソプラノ、アルト)です。

形式

  詩そのままの形ですが、繰り返しは転調してわかりにくくなっています.

様式

  G.フォーレの和声や、ピアノ書法に歌を載せたらどうなるか試したものです。
  ところどころ、フォーレとは違う自分の様式も混じっています。
  自分の曲をあらためて分析してみると、とてもワンパターンで、
  転調はフラット系ばかり、旋律はファが欠けた長調みたいなものが多いのに驚きました。
  この曲も、フォーレの影響でファはありますが、転調はフラット系が多いです。

演奏の手引き

  "きれいな音は出ないけど"のところは、合唱の音量を下げ、フォーレ風のピアノから
  "鈴"のような音が聴こえてくるのが理想的です。最後は思いっきりffで頑張ってください。
  歌も難しいですが、ピアノはさらに難しいです。

作品データ

  2014年 作曲
  この詩は大変有名で、いろんな人が曲を付けています。
  合唱曲だけでもたくさんあって、Popsみたいなものも入れれば
  100曲ぐらいあるんじゃないでしょうか。
  そういう訳で、いまさらこの詩に作曲するのは,
  どうかと迷いましたが, "みんなちがってみんないい"のだから、
  作ってもいいかと思い、作ってみました。
  結果としては、作っていてとても楽しかったです。
  あまりメロディックでないのが、反省点として残ります。
  音源は、全パートいつものデフォ子さんです。

  2019年 改訂
  ピアノが難しかったので,弾きやすく修正しました。

  2019年6月
  聖心女子大学グリークラブ第58回定期演奏会にて初演。

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