Sonny Clark(1931-1963) Transcription

ソニー・クラークのコピー譜です。

B.エヴァンスのように響きが凝っている訳でもなく、
O.ピーターソンやG.シアリングのように、ゴージャスといった感じもしませんが、
ソニー・クラークは、アドリブのラインがとてもカッコいいと思います。
アドリブにすべてをかけていたのかもしれません。

フレーズは、バップのパターンといえますが、
ただ、センスがいいので(アクセントとか流れとか)、
メカニカルな感じではなく、歌っているように生き生きしています。

下のコピー譜は、テーマとソロを分けています。
また、ソロは右手だけの一段譜です。
聴いた感じでは、アドリブ時の左手は、シェルスタイル(コードのRoot+3,Root+7)のようで、
右手を休んでいる時のⅡ-Ⅴ以外は、聞こえないくらいの小さい音で鳴らしています。
この左手は、聴かせるためではなくて、アドリブする自分自身のサポート用だと思われます。
(コードを弾かないと、どこやってるのかわかりにくいですから)

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