賢治の4つの歌
宮澤賢治の童話に出てくる小さな歌に曲をつけたものです。
3曲目は宮澤賢治の作曲で、編曲になっています。
- 野ばらの木のうたった歌(『十力の金剛石』より)
- 柏(かしは)の木大王のうたった歌(『かしはばやしの夜』より)
- 星めぐりの歌(『双子の星』より)
- きつねのうたった歌(『雪渡り』より)
形式
もとの詩のそのままの形で、とても単純な形をしています。
演奏の手引き
全体的に速すぎないように、ゆったり歌って下さい。
2曲目の最後はハミングです。
(参考音源ではハミングが難しかったので"ラりラ.."にしています。)
4曲目はペダル指示がありませんが、各声部が濁らないようにぺダリングしましょう。
作品データ
1993年 作曲
全体は、オペラでお世話になった友人(2人のソプラノ)のコンサートのために書き、
初演しました。
ただし、4曲目は学生時代につくったオペレッタ『雪渡り』の挿入歌として
作曲したものの転用です。女性合唱用の編曲もあり、時々歌ってもらえることがあります。
参考音源について
UTAUというFreeのソフトを使って、初めてボーカロイドを作ってみました。
ボーカロイドの音源(声)は、クラッシック向きではないですね。
ただ元の曲が、ドイツリートみたいなクラッシックなものではないので、
それほどおかしくないような気もします。(子供の声みたいですけれど)