自由練習帳2(変化和音)
今回は変化和音の練習です。
「変化和音は組み合わせの数が膨大で、理論化されていない」
と思ったので、出来る限り論理的に考えるよう注意して書きました。
ただ結果としては、やはり組合わせが多すぎて、上手く行かなった感が強いです。
その代わりといってはなんですが、「歴史的経緯・作曲家達がどう受容したか」といった変化和音の考察(分析)をしています。
また、変化和音用のツールも用意しました。
実習は、体が覚えるので、理論化よりもはるかに簡単で効果もあると感じました。
今回のメソッドは、変化和音を覚える訓練としては、いい方法だと思います。
自分としてはHindemithの課題を実施するよりは勉強になった感じです。
あと、他声の練習(自由練習帳1)よりは、作曲に近いので楽しくもあります。
テキスト
変化和音の練習(PDF)
作っている間に、H.Challanの「24の課題」や「380の課題」10巻の模範解答を弾いてみたんですが、
すごくパターン化していて(10パターンぐらいか?)、つまらないと感じました。
前からですが、私はChallanの音感が好きではなく、なんかいや―な感じがするんです。
ちなみに、P.FauchetとかJ.Gallon等はそんな感じはしません。
今回、参考としてC.フランク自身が作ったバス課題を載せましたが、
Challanとは違って素晴らしく魅力的です。これこそ音楽といった感じがします。
Challanを”和声の金字塔”みたいに考えて、たくさん課題を解くのはやめたほうがいいと思います。
通過点として少しだけ(5題ぐらい)解いて、速く先に進むのが懸命です。
私は一応やらされましたけど....。
譜例音源
フランクのバス課題(mp3)
実施例1-1(mp3)
実施例1-2(mp3)
実施例1-3(mp3)
実施例1-4(mp3)
実施例1-5(mp3)
実施例1-6(mp3)
実施例2-1(mp3)
実施例3-1(mp3)
実施例3-2(mp3)
変化和音カウント表(Excel)
変化和音の半音進行数をカウントするToolです。
変化和音カウント表.zip(Excelファイル)
