バッハのシャコンヌ(chaconne)
自作の編曲スケッチをもとに
一管編成のオケ(木管各1 + Horn2,Trumpet,Trombone+ Timpani + 弦5部)に編曲したものです。
名曲なので、オーケストラ編曲はたくさんあります。
知っているだけでも、齋藤秀雄, ストコフスキー, ラフなどがあって、
それぞれ特色があり、楽しい聴き比べができます。
原曲の音の薄いところの「音の埋め方(編曲)」の違いが、オケの鳴りの大きな違いです。
ストコフスキーや齋藤秀雄などは、ブゾーニ(Ferruccio Busoni)のピアノ編曲を参考にしているようで、
ロマン派的な分厚いオケです。
逆にラフ(Joachim Raff)のものは、独自編曲からのオーケストレーションで、
3管編成ぐらいなのにとても軽い(原曲の感じと違う?)感じになっています。
ここでの編曲は、両者の中間ぐらいにあたります。
オケ版(PDF) 音源(mp3)
楽器編成やオーケストレーション等がBachの様式から外れていて、
本来のBachの音楽ではなくなっています。
オーケストレーションに手をいれたシューマンの交響曲みたいな感じです。
シューマンの交響曲は、あのブーブー鳴る作者自身のオーケストレーションでないと
だめなような(シューマンの音楽ではないような)気がします。