自由練習帳3(Onコード)

ソプラノ課題をOnコードで和音付けする練習です。
OnコードはJazzのコード理論なので、
    『JAZZ Theory Workshopジャズ理論講座 中・上級編』(小山大宣著)
を参考にしました。
Onコードとは、三和音を2つ重ねた和音(Upper Structure Triad)の下三和音を単音にしたものです。
響きは「すっきり・あいまい」という感じです。
理論を書いた人によって違いはありますが、おおよそ15種類あります。
Jazz理論では、個々の和音に対しあまり詳しく説明されていないようなので、 ここでは1つづつに対して、"どのように使われているか"などを考察しました。
最後にOnコードの現代的な応用として、"ユニットコード"の手法と実例も載せています。

テキスト  Onコードの練習(PDF)

上三声が密集で、Bassを上三声から離すのが、本来のOnコードの配置です。
ただ、この配置を多用するとあいまいになりすぎて、なにをやってるのかわからなくなります。
という訳で、以下の実施例は上三声に接触する位置(付加音に近い形)を織り交ぜています。

譜例音源
  実施例1-A(mp3)   実施例1-B(mp3)
  実施例2-A(mp3)   実施例2-B(mp3)
  実施例2-C(mp3)   実施例2-D(mp3)
  実施例2-E(mp3)   実施例2-F(mp3)
  実施例3 ユニットコード(mp3)

高々15種類しかないので「変化和音の課題」ほど組み合わせはありません。
それでも実施するときに和音を選ぶのは結構大変なので、ツールも用意してあります。

Onコード(Excel)
  Bass音、ソプラノ音に対応するOnコードの一覧を表示するToolです。
  Onコード表.zip(Excelファイル)

 

これで予定していた課題は完了です。「自由練習帳」は終わりになります。
「自由練習帳1,2,3」をまとめたものを置きました。
完本  自由練習帳(PDF)

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